プロ講師・ビジネスプロデューサ塩見政春（@mark）です。若いビジネスマンに仕事にプラスになることをこのブログでは書いていこうかと思っております。で、本日は「トラベル」の語源はトラブルというお話。
可愛い子には旅をさせよ！という意味、解りますか？
良く昔の人が言ってましたよね「可愛い子には旅をさせよ！」と。あれ、どんな意味でしょうか。ま、読んで字の如く「可愛い子に旅をさせたら成長するよ」という意味なんですけどね。また、これは子供が小さければ、小さい程、後の成長速度が早くなる気がします。テレビ番組でも「はじめておつかい」という番組がありましたよね。大人がしたら些細なお買い物でも子供にしたら大冒険であり、おつかいの前後では、子供が少しだけ成長しているのが、テレビからも伝わったりしますよね？
では「トラベル」を通じて何で成長するのでしょうか？
それは「トラベル」の語源が「トラブル」から来ているからです。家にじっとしているよりも外に出た時の方がトラブルに巻き込まれやすいです。また、日本にじっとしているよりも海外旅行に行った方が「トラブル」に巻き込まれやすいです。当たり前ですけど。それは日本国内であれば、文化も考え方も似かよっていますけど、海外に出ると、そのトラブルの質も安全・安心の面からも、日本国内では考えにくいものがあったりします。例えば…。
- パスポートを無くした。
- 財布をすられた。
- 空港でカバンがなくった。
- 現地の子供にお金をせがまれた。
- 警察にワイロを要求された。
- スピード違反で捕まった。
- ホテルでお湯が出ない
などなど、海外旅行でのトラブルは耐えません。あなたも経験したのじゃないでしょうか。もしくはご友人の話で、こんな感じの経験を聞いたことがあるのではないでしょうか。ん、でもって、そのトラブルが多い程、記憶に残る旅行になったりするから人って不思議ですね。逆に全然、トラブルがない旅って実は面白くなかったりします。
トラブルが多いと、少々のことでは動じなくなります。
海外旅行に数多く行っている人も最近多いのではないかと思いますが、そんな方でも最初の頃は、きっとビビっていたはずです。始めての国際線の空港、ひとりでのトランジット、深夜に到着した海外の空港ロビー…などなど、ビビる要素は満載ですよね。それが、回を重ねることによって段々と慣れてきます。で、少々のトラブルでは動じなくなったりします。
これは、仕事においてもそうです。
僕の友人に元外務省の人がいます。彼の最初の配属先はアフリカのナイジェリアだったそうです。もう、言葉も習慣も、なーんにも解らない中仕事をしていたそうで、最初にそんな経験をしたから、後の人生ほぼ怖いものはなくなったと言ってました。日本で生活していたらビジネスに失敗しても命まで奪わないでしょうけど、あちらでビジネスでヘマしたら拳銃で撃たれかねないとも言ってました（笑）。
ですので、若いビジネスマンはドンドン海外に出ていって欲しいです。
日本は、とっても暮らしやすい国だと僕は思います。200円代の立ち食いうどんもありますし、300円代の牛丼屋さんもあります。逆に２万円、３万円もするフランス料理のコースも選べたりします。つまり、選択の幅が大きいと思います。そんな暮らしやすい国である「日本」を、是非、外から見て欲しいのです。仕事でも良いですし、仕事で海外とつながっていないのなら個人旅行でも良いです。ドンドン「海外でトラブっちゃってください」。そして「これだけ辛い、しんどん思いを経験したんだから、少々の事には、もう動じない」みたいな自分を是非若いうちに作って頂ければ、その後の人生、割りとハッピーなんじゃないかと、そう思う次第です。
