プロ講師・ビジネスプロデューサ塩見政春（@mark）です。若いビジネスマンにビジネスのヒントを綴っております。さて、本日のテーマは「期待と信頼は違う」ということ。
「期待する」ということとは、どういうことか？
- 部下が営業成績を達成してくれることを期待している。
- 子供が勉強してくれることを期待している。
- ○○さんが、△△をしてくれることを期待している。
期待しているというのは、こんな感じです。期待というのは「期待＝期を待つ」という意味であるから、相手が動いてくれることを待っているという状態。つまり、主体が相手にあって、自分にはないという状態。結構、不安定な状態です。この状態では、期待する方も期待される方も何だかストレスが溜まりそうな感じがします。
逆に「信頼する」ということは、どんな事でしょうか？
- 部下が営業成績を達成してくれると信頼している。
- 子供が勉強してくれると信頼している。
- ○○さんが、△△をしてくれると信頼している。
信頼とは「信頼＝信じて頼むこと」です。まず、主体は自分にあります。期待は、まず相手に動いてください、待っていますので。という意味に対して、信頼は「私はあなたを信じてますよ。そして、頼んでいいるのです」という意味です。期待は相手が行動するという事に依存しています。
信頼関係を作ろう！
「期待」は相手を動かそうという発想です。しかし、「信頼」のベースはお互い信頼している信頼関係の上にたっています。まず、自分が相手の事を信頼して、相手が信頼していることを、こちらは決してうらぎらない。そんな関係が信頼関係です。第一、ヒトは「信頼しているから…」と言われると相手を信頼しているのであれば、信頼に答えようと思うのが普通です。ビジネスにおいても、この信頼関係が大切です。間違っても「期待して依存する」という関係を作る事は良くありません。そのことを充分理解してビジネスをすれば良いと思います。「あなたのことを期待しているよ」ではなく「あなたのことを信頼しているよ」という方が絶対に人間関係は上手くいきます。
