しおみん( @mark4033 )企画屋です。昭和生まれの解っていない勘違いオヤジは大変なので、ご勘弁くださいという話を。いやね。たまにあるのですよ。俺のビジネス上の武勇伝を聞かせてやるので、学生を集めてくれ!みたいな話が。昭和のビジネスモデルって、今じゃファンタジーの世界ですから…。解っているのかなぁ〜。
昭和のビジネスモデルって、もう既にファンタジーですから。
たまに、私のところに来ます。「私は苦労して0から年商20億までした。その苦労話は若者にもきっと役にたつから。だから若者を集めてくれ。そしたら、俺の話を聞かせてやるので」…。その類の話は、定期的に頂いたりします。はっきり言っておきますが、昭和の成功事例って、今じゃ全く通用しないですから。それは、何故か?それぞれ見ていきましょうか。
コミュニケーションが全く違う
今日はSNSでのコミュニケーションも時代です。「自分が独立した」「この様な事業を始めた」ということはSNSで伝わる時代です。facebookで1,000人や2,000人の友人がいる人も少なくありません。そのな方は、何かを始めるとまたたく間に友人、知人に知れ渡る時代です。昭和のコミュニケーションとは全く異なっております。そんな時代に、
- (昭和時代に)販売に苦労をした。
- (昭和時代に)資金調達に苦労をした。
- (昭和時代に)販売先開拓に苦労した。
- (昭和時代に)マーケット・リサーチに苦労した。
みたいな話。今日のマーケットでは、全然必要がない情報です。若い子達が聞けば、それはもうファンタジーの世界。ディズニーの世界と全く同じ、異次元の話となります。
組織論が全く違う
昭和の時代って「社長出勤」という言葉がありましたよ、ね。社長は重要な夜のお付き合いもあるので、朝はやく来なくても良い様な風潮が。社長ともなれば、朝の10時や11時出勤も当たり前。それが受け入れられていたのですから。
もし、今、そんな社長がいたら、株主から解雇されるか、社員が全員やめるかみたいな感じでしょう。つまり、組織のあり方が全く変わってきているということ。
それに、デジタルネイティブと呼ばれる人も3世代位あります。その世代間のギャップを埋めるのにも、彼らは必死なのに。今更、昭和の組織論言われても…。なんていうところでしょう。ましてや、労使交渉とか、ストとか、彼らにも「聞いたことはあっても、体験したことが殆どない」ファンタジーの世界なのですね。これもまた。ハリーポッターの世界と同じですよ。
販売しているものが違う。
昭和の時代は、なんと言っても主流で販売しているのは、自動車、家電に代表されている様な工業製品です。しか し、「GAFA(ガーファ)」の時代には、販売しているものの中心は「情報」です。モノを販売していることで生計を立てていた昭和の時代と、情報自体を販売することが主流になりそうな令和の時代を比較すると、明らかに販売方法などは異なります。モノを売るには、設備が必要であり、設備投資をする必要があり、資金調達が必要です。しかし、情報を販売するには、それ程大きな設備投資をする必要はありません。
つまり、主流となるビジネスモデルの必要なものが変わっているので、昭和モデルが参考になることは、限りなく少ないと思っていた方が良いです。
金融の仕組みが違う
昭和の時代の資金調達の基本は金融機関からの間接金融。しかし、令和の時代は、クラファンもあるし、私募債や社債もあります。また、メリカリやLINEが、個人の信用スコアを作って、お金を借りれる仕組みもできそうな時代。これだけ多様化している中。昭和のオッサンが、
「銀行から、お金を借りるのに、本当に苦労した!」という話を、今日、本気で聞きたい若い子がいると思いますか?いや、絶対にいないと思いますよ。
ビジネスの立ち上げ方が違う。
少し前、ビジネスモデルを考えたという若い子がいる際、そく、
「ビジネスモデルを書いて、政府系の金融機関に」と指導していた昭和男がいましたが、それは違いますね。正しい答えは「そんな有望なビジネスモデルがあるのであれば、今すぐβ版を作って、世の中に問いてみたら良い」。こちらの方が本当に正しい。
というのも、昔ほど、ビジネスを立ち上がるのに、お金がかからないビジネスが多くなってきたという言い方もできます。ビジネスモデルを書く前に、世の中に自分のビジネスが通用するのか、どうか試せる時代です。ですので、昭和の失敗事例とかも、殆ど参考になりません。
これだけ解って、もって来い!でなければ、ファンタジー。
そうそう。学生に近い位置に今でもいるから、昭和男から俺の話を聞け的な、お話がたまに来るのですけど、今度、同様の話が来たら、このページのことを解った上で、お声がけください言おうと思っております。
昭和のオッサンにしてみたら、
「少しでも、若者に自分の経験を役立ててもらったら嬉しい」という気持ちは解りますが、若者達にとっては、何度も言いますが、昭和のビジネスはファンタジーです。
それは、幕末の坂本龍馬の世界や第2次世界大戦で日本が負けた、と同じ位の話ですので。その辺、勘違いしないでくださいね。
「自分の生き方を若者たちに教えてやろう」ではなく「むしろ、若い子達の今のやり方とかを学んでみよう」という位の気持ちでいた方が良いと思います。いや、まじで、本気でそう思っておりますので、昭和男は、気をつけてくださいね。よろしくです。
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