トップを狙わないワークスタイルの考え方 – 仕事をしながら旅をする。

ズバットレッド塩見です。ビジネスはトップを狙えとか言われますが、本当にそうなのでしょうか。

富士山の例えで、一番が知名度が高いという件

僕も昔、講演とかで良く使っていました。「日本一高い山は、どこ？」。いわずもながで富士山です。これは皆さん、直ぐに応えられると思うのです。「では、日本で２番目に高い山はどこ？」。答えは「北岳」といって山梨県南アルプス市にある標高3,193mの山です。しかし、一番と二番では知名度が断然近います。これは、これで正解なのですが。同じ様なロジックで大学がやっているミスコンもあると思います。ミス慶応はマスコミに登場しますが、準ミスはやはり知名度が落ちます。

では、今、子供達が憧れているYoutuberという職業。トップランナーとして「ヒカキン」君がいます。ある意味、Youtuberで一番だと思います。では、これからYoutuberになって、いまだに毎日動画を作り続けているヒカキン君を抜けるでしょうか？抜けなくないかも知れませんが、かなり難易度が高いと思ったりします。

では、個人のワークスタイルは、どう考えるべきなのか？

By: leesamlong

一番を目指せる方はやれば良いと思います。サッカーでもセリエAを目指せば良いし、スケートやっていてもオリンピックで金メダルを取れる可能性があるなら頑張ってやったら良いと思います。しかし、本当にトップをつかめるのは、数千人、数万人にひとりか、ふたりであることも少なくありません。その他、大勢は、どう考えるべきなのか？と僕は考えてみたいのです。

例えば、TOEICで700点とれたとします。その時に900点を目指して、ひたすら勉強するのも良いかも知れません。しかし、あなたがサラリーマンで700点とって会社から手当を毎月１万円もらったとして、900点とったところで、その手当は1.5万円位にしか増えないと思うのです。そして、益々難易度が上がっていきます。そこで、考えて欲しいのが「TOEICで700点取りたいという人を教えることをビジネスにする」という視点なのです。今、自分ができたことを、そのまま教えてあげるという視点なのです。

別のたとえ話をしましょう。

あなたはサラリーマンで出世したいとします。しかし、平社員のあなたから社長まで距離が遠かったりします。その時は、まず、身近が主任に誰よりも先になることが重要なのです。そして「最短距離で主任になる方法」を後輩に教えていくと、あなたは、後輩の勢いで最速で係長、課長と出世する可能性が断然高まっていくと思うのです。

上記のTOEICの話も出世の話も、根は同じです。

最短で他人に教えられるスキルを身につける→その分野の先生になる。

一言で言ってしまえば、これだけです。

分野は、他人がお金を払って教えて欲しいと思える分野であれば、何でも良いと思います。それこそ料理でも、手芸でも、筆文字でも、占いでも好きなことで良いと思います。また、教え方も今日ではそれぞれあると思います。直接教室することもあるし、オンラインビデオ教材にしてお伝えする方法もあります。電子出版にしても良い分野もあるでしょう。

決して、トラックの運転をあなたかた学ぼうとは思いませんし、あなたの会社がＢ2Ｂの輸入ビジネスをやっていって個人で扱えるものじゃなければ、あなたから、そのビジネスを学ぼうとは思えません。ましてやガールズバーでバイトしてて、その技術をお金を出して教えて欲しいという人は当然いません。

ですので、副業とか、パラレルキャリアとか、考えている方は、

他人がお金を払って教えて欲しいと思える分野で、

最短で他人に教えられるスキルを身につけ、その分野の先生になる。

ていうのが、一番、正しい考え方なのではないかと、そう思う次第です。では、もっと具体的なやり方は？とか、どの分野が良いのか？とか、その時に何に気をつけるの？とか、色々とお話がしたいということで２月４日（日）に東京でワークスタイル構築のためのセミナーを開催する運びとなりました。副業とか、パラレルキャリアとか、働き方、お金の生み出し方とか興味のある方は、是非、お越しくださいませ。あと、６名位は受け付けられると思いますので。では、お待ちしております。