しおみん( @mark4033 )企画屋です。昨今の吉本興業問題。これ言い換えれば「組織と個人」のあり方なのだと思ったりします。ということで、この問題に思うこともあるので少しブログでも書いておきます。
個人で生きていく時代に、組織は必要なのか?
私は生まれも育ちも大阪ですので吉本新喜劇を見ながら育った人間です。吉本興業といえば、ご存知の通り、お笑いの帝国みたいなもの。さらに、ご存知の通り宮迫博之さんの問題で、今だに決着がつかない感じで会社と芸人がもめております。で、最近、感じることは「組織と個人」の関係性についてです。いったい、どの様な関係性がハッピィなのでしょうか。
一般社会と比較して、どうだろうか?
- 吉本興業所属のダウンタウンの松本です。
- Panasonic株式会社●●営業部部長の大阪太郎です。
この2つがあった時、会社名を外すと、
- ダウンタウンの松本です。
- ●●営業部部長の大阪太郎です。
これを見ると、芸人は、明らかに個人のインパクトで仕事をしていることが解ります。会社名を外しても何らそん色がないのは芸人の方です。しかし、これらのトップの一握りの芸人がいる反面、多くの食えない芸人にとって、吉本芸人所属という肩書は大きな魅力的に感じるはずです。つまり、組織の肩書が必要なのです。これは一般の会社と同じといえます。しかし、その時、売れない芸人は、多くのマネージメントフィーを搾取されているという構図が見え隠れします。それは、キンボシ西田がTweetでも言っています。
2円のうち1円入れてくれてたと思ったら許せるけれども pic.twitter.com/cJsj6HrjUk
— キンボシ西田 (@nishidaatsuhiro) July 22, 2019
方法論を変える発想が少ないのか?
こう考えると、吉本若手芸人にとって。「吉本に入る→TVの仕事をもらう→ギャラアップ・知名度アップ」という方法論から抜け出せていないのではない気がします。例えば、ミュージシャンで路上ライブをやっている人は少なくありません。しかし、お笑い路上ライブをやっている芸人は、私は殆ど知りません。また、音楽関係であれば、You Tubeで有名になりそうな子も沢山います。例えば、最近、私が注目している「ささきさくらさん」。登録者数が1万人を超えました。ギターがメッチャうまい10代の子です。美人だし。(多分19歳)
一方、YouTubeで「お笑い」とか「漫才」とかで検索すると、TV番組のネタを勝手にアップロードしているモノがずらりと並ぶ傾向が見受けられます。
であるならば売れない芸人は「路上ライブ→You Tubeでコンビ名で検索」など、狙うべき方法はいくらでもありそうです。
その他でも、お寺やスーパー銭湯も狙い目。
以前、会談クリエイターのファンキー中村氏のライブを南堀江にある萬福寺さんでやらして頂いたことがあります。萬福寺さんの住職さんとかとお話すると、昔は落語会とかもやっていたとか、色々とイベントがお好きな様子。当然、漫才とかも受け入れてもらえるのではないでしょうか。
また、スーパー銭湯も特徴を出そうと必死に集客の企画を作っているところが多いです。大衆演劇の世界ではスーパー銭湯出演があたり前になっております。
<スーパー銭湯で紅白まで出演者「純烈」の記事>https://lifemagazine.yahoo.co.jp/articles/16748
その他、tictokやinstaの動画機能を使ったショートムービーによる投稿、SHOWTIMEでの活動など、色々なSNSを活用したものなど、売れない芸人の活躍の場は、色々とあり得ると思うのですけど…。
つまり、芸人にとって、TVに出ようと考えると吉本興業という組織は必要となるでしょうが、TV以外から売れてやろうと考えると組織は要らないということです。
組織は必要は、徐々に薄れていく傾向に。
これは、多分、芸人だけの話ではなく、テクノロジーが進めば、社会全体が組織というものの必要がなくなってくるかも知れません。例えば、Uberという仕組み。日本では受け入れられていませんが、欧米では、タクシーは会社に頼むのではなく、個人に依頼するということになりました。ひょっとして宅配もそうなる可能性もあるやも知れません。つまり、クロネコヤマトではなく、宅配アプリに登録している大阪太郎さんに依頼するとか…。
そんな、徐々に組織といての存在が薄れている今日。吉本の問題が、組織と個人の関係として、どう収束していくのか?というのを見守っている次第です。皆さんは、どう思われますか?
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