ズバットREDしおみです。
昨日、大阪のグランキューブ大阪で、栗城史多さんとひすいこたろうさんの講演会に行って来て、とてもためになるお話が沢山聞けたので皆さんともシェアしたいと思ってブログを書いております。
「苦しみにありがとう!」って言いながらエベレストを登るのです。
栗城さんは、エベレストを登って苦しくなったら「苦しみにありがとう!」と言いながら山を登るそうです。どういう事かというと、エベレスト8000mを超える極限状態の時、酸素は地上の1/3。一歩歩くのにも深呼吸が6回必要であるという極限状態の時、「自然と戦っても勝てない」「逃げるわけにはいかない」せめて、この苦しさと友達になろうと思って「苦しみにありがとう!」と言いながら歩くと、少しは苦しみが和らぐと言っていました。彼は、この苦しい体験が自分を一段と成長させてくれるということを知っているのだと思います。また逆に言えば、この経験がなければ成長ができないのでしょう。それが解っている素晴らしい言葉であると僕は思います。
名言だらけのひすいこたろうさんが「人が生きている時間は「楽しい時」か「成長している時」しかないんだ。と」
人間が生きている時間で楽しい時があります。みんなとワイワイ騒いでいたり、お祭り騒ぎをしたり…。楽しい時間は確かに大切です。しかし、その時間だけで、人が成長する事はないのだと思います。野球のイチローであっても、サッカーの本田であっても、影で血の出る位、地味な練習をしているはずなのです。そして、楽しくない地味な苦しい時間が人を成長させているのです。
僕自身も、Facebookの皆の楽しい写真を見ていると「良いなぁ」とか「うらやましい」とか思う事も多いです。しかし、「楽しい時」意外は「苦しい時=成長している時」なんですよね。ですから、自分が苦しい時は、神様から与えてもらった成長するためのギフトなんだから
「苦しみにありがとう!」
そう言って、生きていこうと思った次第です。
酸素があれば、なんでもできる!
栗城史多さんが最後に言ってた言葉です。「酸素があれば、なんでもできる!」。そうなんです。無酸素、単独登頂に挑んでいる栗城さんにすれば、酸素が地上の1/3の世界で戦っているわけでして、その世界では酸素がある事が普通じゃないんです。常に2日酔いがずーと続いている様な状態で、通常で頭痛がひどい状態だそうです。その世界から比べれば、地上は酸素で一杯。僕らは普段から酸素ありがとう!最高やん!と生きているわけではないです。けど、酸素があるということはありがたいことという事も、僕達は意識していません。本当は、もう色々なものを持っているんです。健康な身体、安全な町、家族、友人……。そんな事を感じさせてくれる素敵な講演会でした。
皆さんにも、少しでも何か暖かいメッセージが伝わると良いなぁ〜と思っております。