しおみん( @mark4033 )トラベルワーカーです。私が独立開業したのが32歳の時。それから23年間、毎年、決算報告書を作ってきたのですが、独立開業する際の会計や経理の話を書いていなかったので、今回は、少しその辺のお話を書いておきます。
独立開業する際、会計経理よりも儲け方の研究を!
基本的なスタンスとしては、独立開業する際、会計は?経理は?税金は?と心配する前に、まず、どうやって儲けるのか?ということを考えた方が良いというのが私の基本的なスタンスです。あたり前ですが、儲かっていない事業所に税務署が、ドンドンお金払え!とは来ません。せいぜい「法人にかかってくる住民税を払ってください」と来る位です。ですので、事業なので、まず、どうやって儲ける!裏を返せば、どうやってお客様のお役に立つ事業を実施するのか?そこを考えるべきであって、極端な話、独立開業して、会計経理を気にしている場合じゃありません。
しかし、どうしても、その辺が気になる方がいるみたいですので、一応、書いておきます。
個人事業主か?法人か?
まず、税金や会計のお話の前に、事業を始めるとき、個人で始めるのか?法人にした方が良いのか?それぞれのメリットについて、挙げていきたいと思います。
1.個人事業者のメリット
(1) 設立の手続きが簡単。手持ち資金も基本的には不要。
(2) 簡易帳簿の青色申告の適用を受けることが可能。
(3) サラリーマンの副業で起業する場合、給与以外の所得が20万円以下なら確定申告が不要。
2.法人のメリット
(1) 社会的な信用力が個人事業より高い(一般論)
(2) 資金調達が比較的容易(これも一般論)
(3) 節税効果が個人より出やすいといえます。 ただし、売上が1,000万円以下の場合、あまりメリットはないかも知れません。
個人的には、まず、個人事業主で初めて、売上が1,000万円を超える位になるなら、法人化を検討するのが良いと感じております。
会計業務は、基本的にはクラウド会計がオススメ。
さて。その上で、会計・経理業務には、どんなソフトウエアを使うのか?という疑問があるかと思います。経理ソフトで有名なところでは弥生会計というものがあります。今、Amazonでみたら39,014円です。これでも良いと思うのですが、このソフトはWindowsでしか動かないため、クリエイターなどマックを使っている人はそのままでは動きません…。その点だけでもOSを選ばないクラウド環境の良いところです。ここ数年、MicrosoftやAdobeといったソフトウエアの会社のソフトが、パッケージ販売から、クラウドを通じて月額課金に変更されています。今、クラウドが主流であることは間違いありません。ここは、流行に乗っておいた方が良いと私は考えております。
また、クラウド会計であれば、オンラインチャットで、色々と使い方の相談などができるので大変便利です。長い時間、何度も電話する必要もありませんし、メールの返信を待つタイムラグも存在しません。
その上で、私が使っているのは業界NO1のクラウド会計サービスfreeeです。
こちらサービスのメリットを、私なりに記載しておくと。
- 入力だけでPLとBSが自動的に吐き出される。
- 決算書も自動的に吐き出される。
- チャットでQ&Aサービスが受けられる。
- 月額2,380円 / 月(税抜)と非常に低額サービス
- ソフトのバージョンアップが自動で行われる
- 銀行口座と自動連携で手間要らず
- 請求書と売上計上が自動連動される
など、様々なメリットがあります。特に銀行口座と連携しておくと、毎月定額で引き落とされるサーバー代とか各種クラウドサービスのソフト代とかが自動で入力されるので非常に便利です。
逆に、今のところデメリットといえば、
- ネットがつながらないところでの作業ができない
- 領収書が読み込めるとあるが精度がいまいち
という感じでしょうか。いずれにしても、殆ど日常業務で税理士さんにお願いする必要はなくなったのは確かです。
経理が解っていない初心者経営者は何を気にすれば良いのか?
ソフトはソフトとして「経理が解っていない初心者経営者は何を気にすれば良いのか?」というお話も、この際ですので、しておきたいと思います。
1.事業で大切なのはキャッシュフローです。
事業を運営していく上で、まず、気にしないといけないのが、売上よりも何がともあれキャッシュフローです。というのも事業をしていく上で、お金は少額であっても先に出ていくのが普通です。たとえブログで稼ぐと考えてても、サーバー代とか、ドメイン代とか、基本的には、お金が先に出ていきます。せどりにしても、商品を先に買わないといけません。さらに、私自身、大手印刷会社との取引もあるのですが「30万円以上は手形」と言われております。若い方…。手形って知っております(笑)?
いずれにしても、事業というものは、先にお金が出て、後からお金が入ってくるというスタイルがほとんどです。ですので、生活費も含めて、ちゃんとお金が足りる様になるのか?そこを考えないといけません。また、足りない場合は、銀行から融資をうけるとかクラファンを考えるのかなど、資金の手当をしないといけなくなります。
2.1,000万円の売上を超えるか、どうか?
2つ目のポイントは1,000万円の売上を超えるか?どうかというポイントを見極めないといけません。これは年収ではなく年商です。1,000万円を超えると消費税の納税事業者となります。逆に1,000万円未満の売上だと消費税免除となります。事業がうまく行って1,000万円前後の売上になった際、どうしたら良いか、この辺は、税理士など専門家に聞くポイントとなります。ちなみになのですが、物販など売上が高くても、利益率が低いビジネスをすると1,000万円の年商とかは、あっという間に超えてしまいます。
3.会社の利益、個人の利益?
最後に、メチャメチャ利益が上がってくると社長の役員報酬を増やすのが良いか、会社の利益を増やすのが良いか?という選択肢を迫られることも出てきます。いずれにしても「税金対策」っていう部分です。基本的には、個人の役員報酬を上げると、それに伴って各種保険や税金関係も上がってしまい得策ではないケースが多いです。ここも専門家と相談するポイントと思われますが、基本的には、会社の利益として計上して、会社として税金を払い内部留保する方が得な場合が多いと思われます。
BSとPL位は、当然の事として解ってて!
あと、これは一般常識の範疇に入ると思うのですが、BSとPL位は解っておいてほしいです。
- BS/バランスシートの略/貸借対照表
- PL/プロフィットロスの略/損益計算書
というものです。BSはお金でモノを仕入れたり、借金したり、資本金を増やしたりする際にお金の動きを見るのに重要な指標となります。PLは、通常の売上、原価、利益などの動きを見るのに重要な指標となります。この辺は、いずれ勉強することになると思いますが、最初は、この辺のことよりも、いかに利益を産むのか?という視点に注力をした方が良いと思われます。
独立開業する際の会計・経理のまとめ
さて。
いくつか、ポイントを書いてみましたが、事業を始めるにあたって、会計はfreeeなどのクラウドで作業を軽くして、キャッシュフローだけは気にしながら、事業の本質である「いかに儲けていくのか」という研究に注力していくという方が最良だと思っております。最後に、それでも不安な方は2、3冊関連の書籍を読んでみて不安を払拭してみてください。おすすめの書籍を張っておきます。
このブログは、50代の「しおみん@トラベルワーカー」が「旅をしながら仕事する」ためのノウハウを提供していくためのブログ。
まずは、こちらの記事をご覧ください。
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